こんにちは、タカオ(@_takaodoi)です。
このブログでは、カメラ・ブログ・アカペラに関する情報を発信しています。
今回は、DJIから4/28(火)に予約開始されたばかりの「Mavic Air 2」についてスペックレビューを行っていきます。
まず、現在発表されている各スペックのチェックと特徴の紹介をします。
そして、その後にDJIから出ている他のドローンとの性能比較も行います。
この記事はこんな人にオススメ!
- 新しく発表されたMavic Air 2のスペックは?
- Mavic Air 2の特徴は何?
- 今まで発売されたDJIのドローンとは何が違うの?
結論から申し上げますと、「Mavic Air 2」はこれから本格的にドローンを使った映像表現をしたい方にとってオススメの1台になるのではないかと考えています。
それでは早速レビューしていきましょう!
製品概要とスペック表
[arve url=”https://www.youtube.com/watch?v=IwoyGb-NWDs” thumbnail=”http://img.youtube.com/vi/IwoyGb-NWDs/default.jpg” title=”DJI – This Is Mavic Air 2″ description=”Introducing Mavic Air 2, the next big thing in aerial content creation. With intelligent features like FocusTrack, SmartPhoto, and QuickShots, this hyper-intuitive drone puts cinematic masterpieces right at your fingertips. From stunning 8K Hyperlapse videos to OcuSync 2.0 transmission and a 34-minute max flight time, Mavic Air 2 is smart, safe, and simply amazing. Get ready to up your game.” upload_date=”2020/04/28″ /]
YouTubeより引用:DJI – This Is Mavic Air 2
昨日、4/28(火)に発表されたばかりの新商品、Mavic Air 2です。
サイズ感からすると、Mavic 2 ProとMavic Airの間の製品になります。
しかし、性能面は旧製品のMavic Airから大きく進化しています。
公式製品ページ:MAVIC AIR 2 – 飛躍せよ、まだ見ぬ世界へ – DJI
DJI BUYING GUIDE:Mavic Air 2 開封:製品の主な特徴と機能 – DJI BUYING GUIDES
製品スペック
まずは、製品仕様表(重要項目のみ抜粋)です。
※全仕様:DJI – ドローン/クワッドコプター 空撮システムのパイオニア(Mavic Air 2 スペック)
重量 | 570g |
サイズ (長さ×幅×高さ) | 折りたたんだ状態:180×97×84 mm 展開時:183×253×77 mm |
最大飛行時間 | 34分(無風時) |
動作環境温度 | -10℃ ~ 40℃ |
動作周波数 | 2.400~2.4835 GHz 5.725~5.850 GHz (日本国内は2.400~2.4835GHzのみ利用可) |
バッテリー容量 | 3,500 mAh |
障害物検知センサー | 前方、後方、下方 |
障害物回避システム | 高度操縦支援システム (APAS) 3.0 |
カメラ | |
センサー | 1/2インチCMOS 有効画素数:48 MP |
ISO(動画) | 100-6400 |
ISO(写真) | 12 MP:100-3200(オート)/ 100-6400(マニュアル) 48 MP:100-1600(オート)/ 100-3200(マニュアル) |
動画解像度とフレームレート | 4K Ultra HD:3840×2160 24/25/30/48/50/60 fps 2.7K:2688×1512 24/25/30/48/50/60 fps FHD:1920×1080 24/25/30/48/50/60/120/240 fps 4K Ultra HD HDR:3840×2160 24/25/30 fps 2.7K HDR:2688×1512 24/25/30 fps FHD HDR:1920×1080 24/25/30 fps |
カラープロファイル | D-Cinelike ノーマル |
最大ビットレート | 120 Mbps |
今回のMavic Air 2に特に大きな性能面の特徴は、以下3点ではないでしょうか。
- 有効画素数48MPの1/2インチCMOSセンサー
- 最大34分の飛行時間
- 4K60p動画への対応
上記を含めた大きな特徴6つについては、後ほど詳しくご紹介します。
パッケージ(販売体系)
今回は以下2つのパッケージが販売されます。
Mavic Air 2(標準パッケージ) | Mavic Air 2 Fly More コンボ | |
同梱品 | Mavic Air 2 ×1 送信機 ×1 バッテリー ×1 充電器 ×1 AC電源ケーブル ×1 プロペラ ×3 RCケーブル(USB Type-C) ×1 RCケーブル(Lightning) ×1 RCケーブル(Micro-USB) ×1 ジンバルプロテクター ×1 Type-Cケーブル ×1 コントロールスティック(予備)×1 | Mavic Air 2 ×1 送信機 ×1 バッテリー ×3 充電器 ×1 AC電源ケーブル ×1 プロペラ ×6 RCケーブル(USB Type-C) ×1 RCケーブル(Lightning) ×1 RCケーブル(Micro-USB) ×1 ジンバルプロテクター ×1 Type-Cケーブル ×1 コントロールスティック(予備)×1 NDフィルターセット ×1 パワーバンクアダプタ ×1 ショルダーバッグ ×1 |
価格 | 105,600円 | 132,000円 |
Fly More コンボは、標準パッケージに以下5点が追加となっています。
- バッテリー ×2(13,200円 ×2 = 26,400円)
- プロペラ ×3 (1,100円 ×3 = 3,300円)
- NDフィルターセット ×1(7,700円)
※ND16/64/256セット - パワーバンクアダプター ×1(2,420円)
- ショルダーバッグ ×1(9,020円)
Fly More コンボの購入だと、48,840円分のアクセサリー類が26,400円で買えてしまう計算になります。
本格的な空撮(長時間撮影、NDフィルターを使った明るさ調整など)を考えている方には、Fly More コンボの購入がお買い得ですね。
Mavic Air 2の大きな特徴6つ
次にMavic Air 2の製品ページでも大きく取り上げられている大きな特徴6点を簡単にまとめてご紹介します。
48 MP写真 & 4K/60fps動画
旧製品のMavic Airから4倍の有効解像度(48MP)になったことで、より細部まで鮮明に写真撮影ができるようになりました。
動画に関しては、4K/60pでの動画撮影に対応しています。
これにより高画質で滑らかな映像、特にスローモーションやスピードランプといった表現が4Kでできるようになります。
なお、コンシューマー向けのDJI製のドローンで4K/60pどうだに対応しているのは、Phantom 4 ProとMavic Air 2のみになります。
最大伝送距離10 kmの1080p動画伝送(日本国内では6 km)
Mavic Air 2は、Ocusync 2.0という技術により最大10kmの動画伝送距離を達成しています。
※日本国内では、電波制限により最大6km
最大飛行時間34分
今回、バッテリーの容量が3,500mAhとなっており、最大34分の飛行時間になっています。
これは、旧製品のMavic Airの21分から大きく伸びています。Mavic 2 Proの31分よりも長い連続飛行時間となっています。
フォーカストラック
Mavic Air 2には、以下3つのフォーカストラック機能があります。
- Active Track 3.0
障害物を避けながら、かつてないほどスムーズに被写体を追いかける - Point of Interest(POI)3.0
指定したポイント・被写体を中心に旋回しながら飛行する - Spotlight 2.0
カメラを被写体にロックオンさせたまま自由に飛行できる
特にSpotlignt 2.0はカメラを被写体にロックオンすれば、Mavic Air 2が自動的にカメラを被写体に合わせてくれます。
カメラを動かしながらの飛行すると映像にカクつきが発生するため、この機能を活用することでそう言ったカクつきを抑えることができます。
HDR(写真、動画、パノラマ)
写真、動画、パノラマにおいて、HDR(ハイダイナミックレンジ)撮影に対応しました。
これにより、明暗差が大きい場面(朝日や夕日など)での撮影でも白飛び・黒潰れせずに細部のディティールを残すことができます。
8Kハイパーラプス
Mavic Air 2は、8Kハイパーラプス撮影にも対応しています(※)。
ハイパーラプス時の機体の動かし方も下記4つのように設定することができます。
- コースロック
- フリー
- ウェイポイント
- サークル
※8Kハイパーラプスに対応しているのは、フリーモードとウェイポイントのみ
その他にも機能が盛りだくさん
ここまで紹介した6つの特徴以外にも、以下のような特徴もあります。
- クイックショット
テンプレートに沿った自動撮影 - 障害物回避
前方・後方・下方にセンサー搭載、APAS 3.0という高度操縦支援システム搭載 - Flyアプリ
簡単にMavic Air 2の操作・撮影が可能
Mavic Air 2がMavic 2 Proにも負けるとも劣らない、非常に多くの特徴・機能を持っていることが分かりました。
旧製品のMavic Airからは大きく進化を遂げていますね。
他のDJI製ドローンとの比較
次は、他のDJI製ドローンとの比較です。
以下の3機種と比較して、表にまとめました。
- Mavic Air
- Mavic 2 Pro
- Mavic Mini
それぞれの機種のGoodポイントを青色、Badポイントを赤色にしています。
Mavic Air 2 | Mavic Air | Mavic 2 Pro | Mavic Mini | |
サイズ (長さ×幅×高さ) |
180×97×84 mm(折りたたみ時) 183×253×77 mm(展開時) |
168×83×49 mm(折りたたみ時) 168×184×64 mm(展開時) |
214×91×84 mm(折りたたみ時) 322×242×84 mm(展開時) |
140×82×57 mm(折りたたみ時) 160×202×55 mm(展開時) 245×290×55 mm(展開・プロペラ有) |
重量 | 570 g | 430 g | 907 g | 199g |
最大飛行時間 | 34 分 | 21分 | 31分 | 18 分 |
最大動画解像度 | 4K/60p | 4K/30p | 4K/30p | 2.7K/30p |
最大写真解像度 | 48MP | 12MP | 20MP | 12MP |
障害物検知センサー | 前方・後方・下方 | 前方・後方 | 前方・後方・側面・上方・下方 | 下方 |
最大伝送距離 | 10km(日本:6km) | 4km(日本:2km) | 8km(日本:5km) | 4km |
静止画サイズ | 48 MP 8000×6000 12 MP 4000×3000 |
4:3、4056×3040 16:9、4056×2280 |
5472×3648 | 4:3:4000×3000 16:9:4000×2250 |
動画解像度 | 4K Ultra HD:3840×2160 24/25/30/48/50/60p 2.7K:2688×1512 24/25/30/48/50/60p FHD:1920×1080 24/25/30/48/50/60/120/240p 4K Ultra HD HDR:3840×2160 24/25/30p 2.7K HDR:2688×1512 24/25/30p FHD HDR:1920×1080 24/25/30p |
4K Ultra HD:3840×2160 24/25/30p 2.7K:2720×1530 24/25/30/48/50/60p FHD:1920×1080 24/25/30/48/50/60/120p HD:1280×720 24/25/30/48/50/60/120p |
4K: 3840×2160 24/25/30p 2.7K: 2688×1512 24/25/30/48/50/60p FHD: 1920×1080 24/25/30/48/50/60/120p |
2.7K:2720×1530 25/30 p FHD:1920×1080 25/30/50/60 p |
動画最大ビットレート | 120 Mbps | 100 Mbps | 100 Mbps | 40 Mbps |
バッテリー | 3,500 mAh | 2,375 mAh | 3,850 mAh | 1100 mAh |
価格 (標準パッケージ) |
105,600円 | 84,700円 | 197,560円 | 46,200円 |
このように比較すると、より一層Mavic Air 2の進化ぶりが分かりますね。
最大34分の飛行時間、4K/60p動画対応が非常に魅力的です。
ちなみに、Log撮影はMavic 2 Proのみが対応しております。
一番リーズナブルな価格で充実した空撮を楽しめるドローンは、Mavic Miniと言えそうです。
上記のことを踏まえると、買うべきモデルは以下のようになるのではないでしょうか?
- Mavic Air 2:4K/60p動画が撮りたい、より質の高い空撮をしたい
- Mavic 2 Pro:シネマティックな動画(Log撮影)を作りたい
- Mavic Mini:まずは気軽にドローンでの空撮をしてみたい
※Mavic Airは、旧機種のため上記リストからは除外しています。
映像クリエイターによるレビュー動画
ここからは、動画クリエイター(映像系YouTuber)の方々によるMavic Air 2のレビュー動画を4つ紹介します。
※それぞれYouTubeチャンネル名を記載しています。年齢は執筆時点(2020/4/29)の年齢です。
Yusuke Okawa 大川優介
[arve url=”https://www.youtube.com/watch?v=mk46HB9jfDs” thumbnail=”http://img.youtube.com/vi/mk46HB9jfDs/default.jpg” title=”DJI Mavic Air 2 完全解説!” description=”DJI Mavic Air 2″ upload_date=”2020/04/28″ /]
23歳の映像クリエイター。株式会社TranSeのCSO。
YouTubeに非常にクオリティの高いシネマティック動画を多数投稿している。
YouTubeのチャンネル登録者数は、約9.7万人。
ビートないとー / Beat Naito
[arve url=”https://www.youtube.com/watch?v=6_TGo6Yx8u8″ thumbnail=”http://img.youtube.com/vi/6_TGo6Yx8u8/default.jpg” title=”Mavic Air 2きた!!!” description=”今回のMavic Air 2の進化がすごいです! 4K60Pで撮影可能、ハイパーラプスモードではフリーモードとウェイポイントモードで8Kの撮影可能。またアクティブトラック3.0で追尾が強化!障害物検知システムもアップデートされています。” upload_date=”2020/04/28″ /]
36歳の映像クリエイター。最近結婚されたようです。
YouTubeでは、旅やキャンプなどのVlogを投稿されています。
最近は、Davinch Resolveのレクチャー動画も投稿されています。
YouTubeのチャンネル登録者数は、約8.3万人。
川井浩二 / Koji Kawai
[arve url=”https://www.youtube.com/watch?v=VDziPFVu6kE&t=44s” thumbnail=”http://img.youtube.com/vi/VDziPFVu6kE/default.jpg” title=”DJIの新しいドローンMavic Air 2が発表されました!Miniや2Proとの比較、スペックの詳細などまとめました。” description=”DJI Mavic Air 2 https://00m.in/Ay7m9 Mavic Air 2 Fly More コンボ https://00m.in/jpg0p” upload_date=”2020/04/28″ /]
引用:DJIの新しいドローンMavic Air 2が発表されました!Miniや2Proとの比較、スペックの詳細などまとめました。
37歳の映像クリエイター。Aletheia Inc.の代表取締役。
ガジェット、ドローン、最新テックなどのレビュー動画を多く投稿されています。
YouTubeのチャンネル登録者数は、約4.1万人。
JOUNO FILM
[arve url=”https://www.youtube.com/watch?v=fYZvzm1LzIQ&t=1s” thumbnail=”http://img.youtube.com/vi/lN2ey0ZpSZk/default.jpg” title=”【発表】DJI Mavic Air2 衝撃の詳細スペック買いました!! 4K60P 8Kハイパーラプス” description=”今日は今回発表されたmavicair2の詳細なスペックをお伝えしたいと思います。 今回のMavicair2は本当にすごいことになってますので 最後までご覧頂ければと思います。” upload_date=”2020/04/28″ /]
引用:【発表】DJI Mavic Air2 衝撃の詳細スペック買いました!! 4K60P 8Kハイパーラプス
??歳の映像クリエイター。すいません、年齢が調べても出てきませんでした…。
カメラのレビュー動画や、動画撮影・編集のレクチャー動画を多く投稿されています。
YouTubeのチャンネル登録者数は、約7,000人。
4つの動画を紹介しましたが、どの動画でもMavic Air 2は絶賛されています。
大川優介さんやビートないとーさんは、すでに使用した上でのレビューなので、非常に参考になりました。
発売日(出荷予定日)は5/21予定
Mavic Air 2の発売日(出荷予定日)は、現在5/21となっております。
予約に関しては、タイトルにもあるように昨日4/28(火)から始まっています。
DJI公式オンラインストアやAmazon・楽天といった通販サイトで予約が開始しております。
ぜひチェックしてみてください。
まとめ:本格的に空撮してみたい方にオススメのドローン
今回は、DJIより新しく発表された「Mavic Air 2」について紹介しました。
旧機種のMavic Airから大きく進化を遂げ、4K60p動画対応や最大34分の飛行時間など、Mavic 2 Proよりも性能が高い部分もあります。
価格は、10万円を超えていますが、備わっている機能を考えると非常にお買い得なのではないでしょうか?
ぜひこれからドローンを使った空撮で本格的に動画作成をしていきたい方には非常にオススメのドローンとなっておりますので、ぜひチェックしてみてください。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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